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オゾン療法の詳細 クリニック 美容皮膚科

オゾン療法とはどのようなもの?

オゾン療法とは、ヨーロッパ諸国を中心に知られている治療法で、日本では2017年4月から開始されました。体にもたらす作用としては、疲労や肩こりなどの慢性症状の改善や効果を上げるなどがあり、多くの医師から支持されています。

また、病気の予防や治療のみならず、運動能力の向上や老化予防にも有効とされ、継続して行うことでより高い効果をもたらします。

健康に有効的

オゾン療法には2種類があり、100~200ccの血液を専用の瓶に採血し、それにオゾンガスを混合してオゾン化した血液を体の中に戻す「大量自家血療法」と、3~5ccの血液をオゾン化して、筋肉注射で体の各所に打つ「少量自家血療法」があります。

オゾン化した血液で本来ならば有害な作用をもたらす微量の活性酸素が体内に発生しますが、逆にストレスを与えることで人間が本来持つ抗酸化力が強化されます。

オゾン療法を行うことで血液が活性化し、ドロドロして血管内を流れにくくなっていた血液が浄化されてさまざまな体調不良を改善する効果があります。

血管は全身に張り巡らされており、細胞に栄養素を送り込んだり老廃物を掃除する役割を持っていますので、血液を浄化することは全身に良い影響を与えるのです。

オゾン療法の効果が期待できる疾患と副作用

オゾンによる作用で血液中の赤血球が全身の細胞に酸素を補給する「スーパー赤血球」に置き換わり、酸素化によって細胞が活性化されて免疫力や代謝をアップさせます。

また、血行が良くなるため日常生活によるストレスで溜まった活性酸素を除去したり、自然治癒力を高めます。効果が期待できる疾患にはアトピー性皮膚炎などの皮膚病全般から慢性疲労、肩こりと頭痛や腰痛、気管支ぜんそくなどがあり、他にも活性酸素が除去されることによるエイジングケアも期待できます。

また、オゾン療法は単独での治療ばかりではなく、さまざまな難病治療と併用することができます。特に抗ガン治療と併用すると、薬剤による副作用の軽減や効果増強がみられます。

オゾンに炎症を抑制する働きもあることから、疼痛管理にも効果を上げることが可能です。

気になるのが副作用ですが、オゾン療法の安全性に関する論文によると、副作用が発生する確率は0.0007パーセントと限りなくゼロに近い数値となっています。

研究結果

更に2000年以降はオゾン耐性シリコンの点滴材料が開発されているため、これまで日本において副作用の報告はありません。このような効果のあるオゾン療法は治療時間も30分程度であるため、定期的に治療を受けることが推奨されています。